ご挨拶

ご挨拶

さくら病院院長 江頭 啓介

 昨年2月3日からクルーズ船ダイアモンドプリンセス号に始まった新型コロナ(COVID-19)感染症蔓延は、幕末の黒船騒動のように国民を不安に落とし入れました。
感染防止対策として3密回避と外出自粛等の新しい生活様式が提唱され、さらに緊急事態宣言が出されるなどで我々の暮らしが一変しました。
世界から見ると非常にうまくいっていると評価されている我が国の感染対応ですが、国内では犯人探しともいえるような発言を含め、実に様々な意見や評価があり、これが多くの国民を当惑させました。
しかし、試行錯誤しながらでしたが、国民・行政・専門家が良く協力して感染に取り組んできた実績は、相当に評価されてよいのではないでしょうか。日本人はもっと自信をもって良いと思います。
医療提供体制の面では、大規模災害ともいえる今回のコロナ感染症で、急性期病床機能の大切さと共に、日常の医療を確保することが不可欠であることが再確認されました。そして病院同士や高齢者施設との連携の大切さも明らかにされました。
地域に密着した医療を目指すさくら病院も、有熱者外来を設置・コロナ疑い患者さんの受け入れ・そして治療後の回復期患者さんの継続治療で協力をしています。出口の無いトンネルはありません。ワクチン接種も始まり、明るい光が見えきました。
感染に用心しながら、皆様と力を合わせ、牛のように一歩一歩確実に前に進んで行きたいと祈念しています。

令和3年4月