糖尿病内科

糖尿病内科のご案内

診療内容・特徴

糖尿病内科では、主に糖尿病の診断・治療を行っております。
日本において糖尿病は、否定できない人を含めると2050万人を超え、40才以上に至っては約3人に1人といわれており、世界的にみても加療ストラテジーの大きな転換期にあるとされております。
現在、糖尿病専門医と非常勤医師、看護士、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、また院内他科と連携しての合併症精査加療など、チーム医療により専門的な糖尿病診療を行っております。

■ 糖尿病内科で行う治療
糖代謝異常の治療 生活習慣病の治療 インスリン治療
栄養指導 メタボリック症候群
糖尿病内科について

当院の糖尿病内科の診療案内や糖尿病ついてご案内します。

 

糖尿病とは

糖尿病とは

血液中の血糖値が上昇し、尿に糖が出る病気です。
糖尿病の多くは遺伝的素因だけではなく高カロリーな食生活の継続、日頃の運動不足やストレスなどの生活習慣によります。
全身の血管、臓器に悪影響を与え、最初は無症状で経過しても放置していると、合併症を引き起こすことが、問題となる病気です。
合併症は3大合併症として、①神経障害、②網膜症、③腎症があり、この順番に進行すると考えられています。この他にも心筋梗塞、脳梗塞の危険も増すことが知られています。
したがって、初期からの良好な血糖コントロールが重要となります。
 

糖尿病の分類

糖尿病は、①1型、②2型、③その他の特定のしくみ、疾患によるもの、④妊娠糖尿病の4つに大きく分類されます。
食生活、肥満、遺伝的要因が背景となるのは、2型糖尿病で、日本の糖尿病の90%以上を占めます。

1型 遺伝などでは無く、後天的な原因により、すい臓から出るインスリン(血糖値を下げる、唯一のホルモン)が分泌されなくなり発症します。インスリンが絶対的に不足している状態のため、必ずインスリンが必要になります。
2型 すい臓からでるインスリン(血糖値を下げる、唯一のホルモン)が、様々な原因で不足したり、その効き目が悪くなったりすることで血糖値が上昇しています。発症には家系などの遺伝要因や生活習慣などの環境要因が密接にかかわっており、いくつもの要因が重なり合って発症すると考えられています。
その他特定の型 内分泌系の病気や膵臓、肝臓の病気、ある種の薬剤、遺伝子異常などが原因で発症する糖尿病です。
妊娠糖尿病 妊娠中に初めて見つかる軽い糖代謝異常を、妊娠糖尿病といいます。
(明らかな糖尿病は妊娠糖尿病には含めません)
 

糖尿病の検査・診断

糖尿病は、診断時および初期に行われる検査と治療過程において効果や合併症の有無などを確認するために継続して行われる検査があります。

診断時および初期に行われる検査

血糖値による診断を行います。血糖値は診断のためにまず参考にされる検査値で、空腹時血糖値、随時血糖値、食後2時間血糖値、75g経口ブドウ糖負荷試験(75g OGTT)による血糖値などを測定し診断します。

治療過程において継続して行われる検査(日常の検査)
インスリン分泌量の測定 インスリン分泌量を測定することによって病態が推定でき、1型糖尿病か2型糖尿病かを診断できます。
血糖値の測定 血糖値のコントロールがきちんとできているかどうかを把握するために、空腹時血糖値、食後2時間血糖値を定期的に測定します。
ヘモグロビンエーワンシー
(HbA1c)
食事の影響を受けないため、血糖値のコントロールがきちんとできているかどうかを把握する指標として適しています。食事の影響を受ける血糖値とは異なり、採血時から過去1、2ヵ月間の平均血糖値を反映しています。
グリコアルブミン HbA1cよりも血液中に存在する期間が短く、採血時から過去約2週間の平均血糖値を反映しています。
血圧、血清脂質
(コレステロール、中性脂肪)
糖尿病の合併症である脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患は、高血圧や脂質異常症(高脂血症)が重なる事で発症の危険度が高くなります。そのため、血圧や血清脂質のコントロールも重要になります。血圧値はご家庭でも測定できます。
視力検査、眼底検査、
視野測定
三大合併症の一つである網膜症では、視力や視野の検査のほか、網膜や硝子体での新生血管や出血などを確認するため、眼底の血管や網膜などを調べます。
 

糖尿病の治療

糖尿病の殆どを占める、2型の方は、長年にわたる食生活が原因となっていることが主です。そのため、まず食事指導、運動療法等が基本となります。

食事療法、運動療法を十分に行っても、良好に血糖値がコントロールできない場合には薬物療法を併用します。また、インスリンが絶対的に不足している1型糖尿病の方にはインスリン注射による治療が基本となります。

飲み薬には、インスリン分泌をすい臓に働きかけて促す薬、食後の高血糖に対して血糖の吸収を遅らせる薬、インスリンの効果を高める薬、血糖値が高い時にのみ効果を発揮する薬などがあります。

食事療法
糖尿病のタイプ(1型や2型など)にかかわらず、糖尿病の治療において基本となる治療方法です。
糖尿病の食事療法では、食べてはいけない食品があるわけではなく何を食べても構いませんが、適正なエネルギー量を適正な栄養バランスで適正な時間に摂取することが重要になります。
また、外食や間食、アルコール摂取時などは1日に摂取するエネルギー量が過剰になりがちですので、注意が必要です。
運動療法
食事療法とともに、糖尿病治療において基本となる治療法です。
運動によって、ブドウ糖や脂肪酸の体内での利用が促進されて血糖値を低下させたり、インスリン抵抗性を改善したりすることが知られています。
ただし、合併症がある場合や薬剤で治療している場合は運動が制限されることもありますので、運動の種類や強さ、時間、回数などは医師の指導の下、適正に行うことが必要です。
薬物療法
糖尿病の薬物療法には、経口血糖降下薬とインスリン注射があります。
1型糖尿病ではインスリン注射が不可欠ですが、2型糖尿病では食事療法や運動療法を行っても血糖値が高い状態が改善されない場合は、まずは経口血糖降下薬を服用します。
それにもかかわらず、血糖値が改善されない場合は、経口血糖降下薬の増量や2剤以上の併用、さらにはインスリン注射の併用や、インスリン注射への切り替えが行われます。
 

糖尿病Q&A

どうして糖尿病になったのでしょうか?

ひとつは食生活の変化であり、昔の日本のような穀物や野菜、魚を中心とした食事から肉や乳製品、脂肪を多くとる欧米型に急激にかわったことによります。
次は車社会になり、歩くことが少なくなったことも原因の一つです。実際自動車の保有台数の増加に伴って糖尿病患者数は増えています。また家庭、仕事場でも自動化が進み、体を動かすことが減っています。さらに日本人ではもともと糖尿病になりやすい遺伝子(素質) をもっていると言われています。
すなわち日本人は糖尿病になりやすい体質を先祖から受け継いでおり、そこに欧米式の生活習慣が加わり、糖尿病の患者さんが爆発的にふえることになったのです。
昔は糖尿病は「ぜいたく病」だとか「わがまま病」と言われていましたが、現代の日本では誰がいつ糖尿病になってもおかしくない状況になりました。

糖尿病はなおりますか?

糖尿病は一度診断されると、消えることはありません。ただし病気をうまくコントロール(血糖値を安定させる)する事はできます。
血糖値が下がるとつい糖尿病は治ったと考えてしまいますが、それは食事や運動又は薬物によってうまくコントロールできているのであって、治ったわけではありません。糖尿病を受け入れ共に生きるという気持ちを持っていただきたいと思います。

甘いものは、もう食べられないのですか?

糖尿病イコール甘いものが食べられないと思い、特に甘党の方は悲観されることが多いです。糖分を取りすぎると体重が増えます。肥満は糖尿病を悪化させる最大の要因です。またお菓子をたくさん食べると、お腹がいっぱいになってほかの栄養になるものをとれなくなります。すなわち糖尿病にとってもっとも 大切なバランスのとれた食事ができません。ただし極端に砂糖を制限する必要はありません。甘いものを止めたかわりに果物やパンをおもいっきり食べていては逆効果です。あなたの好物の甘いものにどのくら いの糖分が含まれているかを知る事によって、どの位の量なら糖尿病に影響がないかがわかるでしょう。

食べる量を減らしたら、糖尿病はよくなりますか?

糖尿病の食事療法は必ずしも食事制限(ダイエット)ではありません。いろいろな種類の食品をバラン スよく、自分の運動量にあわせてとることです。これは糖尿病の方のみならず、だれにとっても健康によい 食事です。 簡単にいえば主食としてご飯、パン、麺類をとり、おかずとしては、魚介類、肉類、豆類と野 菜をとり、あとは果物と乳製品を一定量とる事です。すなわち、ご飯とつけものだけとか、野菜サラダだけと いったかたよった食事をとる事が一番悪い食事です。極端に食事量をへらしてかえって糖尿病が悪くなる ことはよくみられる事です。

アルコールを飲んだらだめですか?

アルコールにはたくさんの種類がありそれぞれカロリー量がちがいますが、いずれにしても飲む量が 増えると血糖値はあがります。さらにアルコールをのんでいい気分になり、ついつい食べる量がふえたり、 おつまみとして脂肪分の多い食品(チョコレート、チーズ、ナッツ、など)をとりすぎたりして体重が増えてし まいます。アルコールはカロリーが高いわりには、体に必要な栄養素がほとんどないため、お酒を飲むか わりにごはんを減らすとからだによくありません。アルコールが好きな方にとって飲む量や回数を制限する のはなかなか難しいですが、適量(ビールなら小瓶1本、ワインならグラス2~3 杯、日本酒、しょうちゅうな ら1合、ウイスキーならグラス1~2 杯)を週のうち1~2 日は休むようにして、上手にアルコールとつきあっ ていきましょう。

運動をしたら、糖尿病はよくなりますか?

規則正しい運動はすべての人にとってよいことです。まず心臓や肺を強くして心臓病や脳卒中を予 防します。さらに動脈硬化を進ませるコレステロールが下がります。また体重、特に体脂肪が減り筋力が 強くなります。骨も強くなります。ストレス解消にもなります。運動することによって、ブドウ糖が使われます しまた血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きをよくします。すなわち運動することによって血糖値 は下がります。お薬を飲んでいた人で、運動を定期的にするだけでお薬が止められる事もあります。ただ しいきなりジョギングを始めたり、ジムで激しい筋力トレーニングをするのは危険です。運動をする前には きちんと医者に相談して下さい。自分一人でも楽しく続けられる運動の種類(歩くのが一番安全です)を 決める事から始めましょう。

糖尿病の薬は一度のみ始めると、やめられないのですか?

糖尿病の薬は根本的に糖尿病を治療するものではありませんから、薬をのんだからといって糖尿病 がどんどんよくなるわけではありません。規則正しい運動や健康によい食事をしても十分血糖が下がらな い場合に、薬をのむのです。逆にいうと薬をのんでいた人でもがんばって食事や運動に気をつけると薬 が止められるのです。ただし糖尿病の状態と言うのは体調によって非常に変動します。ですから患者さん の状態によって医者は薬の種類や量を細かく調節するのです。自己判断で薬の量やのみかたを変える のはとても危険です。

インスリンを注射するなんて、そんなに糖尿病が悪いのですか?

答えはすべて NO です。インスリンに関してはさまざまな誤った情報がながれています。特に誤解 されているのは糖尿病にはインスリンを注射しないと生命にかかわるタイプの糖尿病があるという事です。 Ⅰ型糖尿病と言われ、高血糖症状(のどがかわく、尿の回数が多い、体重が減る など)が急激におこりま す。年齢としては子供から30 歳代までがほとんどです。食事や運動療法だけでは血糖は下がりません。 インスリン注射が生涯必要です。一方、Ⅱ型糖尿病は、本来インスリン注射なしで血糖のコントロールが 可能な糖尿病です。ただし色々な理由で自分のすい臓から出すインスリンだけでは血糖値が下がらない 人もおられます。また本来十分インスリンが出ていたのに、血糖が高いのが続く事によってインスリンが作 れなくなる事もあります。そうなるとインスリン注射をすることにより足らないインスリンをおぎなう必要があり ます。インスリン注射にてすい臓が弱るのではなく、必要な時期にインスリン注射をすることによって弱った すい臓は休む事ができ、またインスリンを作る力が回復するのです。すい臓の力が回復すると、インスリン 注射なしでも血糖値が下がる可能性が出てきます。今あなたの糖尿病の治療にはインスリン注射が必要 ですといわれたら、その理由を医者にしっかりと納得がいくまで聞いて、自分の糖尿病のタイプや状態を 知ることが必要です。

どうして眼科に行かないといけないのですか?

目の奥に、映画のスクリーンのように光を感じて映像をうつしだす網膜(もうまく)という部位があります。 網膜にはたくさんの血管があります。血糖値が高い状態が続くと血管は傷んでしまいます。ただし傷んだ 場所によっては全く症状がありません。そのため眼科の医師に目の検査をしてもらわないと、どれだけ網 膜の血管が傷んでいるかわからないのです。目がぼやけたり、かすんだりしてから診てもらってもすでに 時おそしという場合があるのです。現在の眼科の治療技術はすばらしいものがあります。早く異常が見つ かれば、失明という最悪の事態からまぬがれる事ができます。一年間に糖尿病がもとで失明する人の数 は約3,000 人です。成人してから視力を失うことは大変なことです。糖尿病がわかったらまず眼科で目の 奥をみてもらい、後も定期的に受診(何の症状がなくても)することが大切です。

尿に蛋白(たんぱく)がおりていると言われましたがどういう事ですか?

腎臓(じんぞう)は、体の中から不必要なものを取り除く働きをしています。いわゆるろ過装置のような ものです。腎臓にある血管は糖尿病が長く続くことによって次第に傷んでいきます。そうなると体にとって 有害なものを外に出せなくなります。また本来は体に残るはずの大切なもの(蛋白など)を失ってしまいま す。尿に蛋白が出ているという事は、腎臓の働きが落ちているというしるしです。ただしこの時点ではなん の症状もないのが普通です。体がむくんだり、だるくなったり吐き気がするのはかなり腎臓が悪くなってか らです。糖尿病がもとで新たに人工透析(じんこうとうせき)をはじめる人は、一年間で一万人を越えていま す。糖尿病と高血圧をしっかりコントロールする事によって腎臓を守ることができます。

足を切断する事があるのですか?

糖尿病になった有名人が足を切断したと、マスコミに騒がれてからこのような質問をよく受けます。糖 尿病になったから足がくさってしまったのではありません。糖尿病のコントロールが長年にわたって悪いと 足の神経が傷んでしまい、ぴりぴりまたはじんじんとしびれだします。さらに進むと今度は感覚が鈍くなっ てしまいます。すなわち痛みや熱さを感じなくなるのです。そうなるとちょっとした傷ややけどでも、本人が 気づかないままどんどん悪くなり、手遅れになってしまいます。足の壊疽(えそ)を防ぐには、まず血糖を 下げる事とたばこを止めることです。さらには日頃から足を清潔にして、魚の目やたこ、傷や水疱(みずぶ くれ)、くつずれがあったらまず医師に相談して下さい。

傷がなおりにくいのですか?

血糖が高いと体の免疫力(めんえきりょく)が落ちるため、外から侵入してくるばい菌をやっつける力 が弱ってしまいます。さらに糖尿病では全身の血管や神経が障害されるので、感染症が起こりやすくなり また治りにくくなるのです。若いのに歯周病がきつい、膀胱炎をくりかえしている、水虫が治りにくい、おで きができやすいという事で調べたら糖尿病であったという人がたくさんおられます。また大きな手術をする 場合に、糖尿病の状態が悪いと手術後の感染症が起こりやすくなります。血糖値を下げることが、やっか いな感染症から身を守る最大の予防です。

狭心症や脳卒中になりやすいですか?

「糖尿病は血管の病気」だといわれます。高い血糖値が続くと、血管の内腔(ないくう)が狭くなり詰ま ることがあります。この状態は動脈硬化(どうみゃくこうか)といわれます。硬いという言葉から、血管が強く て丈夫であると間違いがちですが、逆に血管の壁がもろくなりしなやかさを失ってしまうのです。また血管 の中をながれる血液も、ねばねばと固まりやすくなります。血液は頭のてっぺんから足の先まで流れてお り、体が生きていくのに必要な酸素や栄養分をさまざまな細胞(さいぼう)に運んでいます。血管が狭くなり さらに詰まってしまうと細胞は弱り最後には死んでしまいます。心臓の血管が狭くなり血液の流れが悪くな ると胸が痛くなります。これが狭心症で、さらに完全に流れが止まってしまうと心筋梗塞という大変重い状 態になります。糖尿病があると、ない人の約2~3 倍心臓病にかかりやすくなります。同じ事が脳の血管に おこると脳梗塞や脳出血になってしまいます。脳や心臓といった大切なところは一度ダメージをうけると元 には戻りませんし、何らかの障害が残ってしまいます。予防は血糖値のコントロール、禁煙、高血圧を下 げること、コレステロールを下げることです。

日によって血糖値がちがいますがどうしてですか?

食事や運動に気を付け、薬をわすれずにのんでいても血糖値は一日の内で、また日によって変動 します。糖尿病をもっているとそれが当たり前なのですが、実際血糖値が上がったり下がったりすると一喜 一憂される方が多いです。食事の量、内容、時間は最も血糖値に影響します。また動いた量も関係してき ます。さらにストレスは、個人差が大きいですが血糖値を上げます。熱が出たり下痢をしても血糖値は大き く変わります。もちろん普段から血糖値のコントロールがよい方は、少々の事で変動しませんが、コントロ ールのうまく行ってない方は特に大きく変動します。人によって、何が血糖値に影響するかは異なります。 病院に来た時だけでなく、家で血糖値を自分で測る事によってどうすれば血糖値を下げることができるの かを知ることができます。

どれ位血糖値が下がればいいのですか?

朝食前なら80mg/dl から120mg/dl を目標にして下さい。食後はかなり変動がありますが160mg/dl 以下が目標です。ただし糖尿病のタイプや年齢、薬の種類や合併症の程度によって多少は異なります。 ここ最近、主に外国での研究ですが血糖値が下がれば合併症(網膜症、腎症、神経障害)は明らかに減 るという報告がされています。当たり前の事のようですが、今までははっきりとわかっていなかったのです。 糖尿病のコントロールがよければたとえ糖尿病があっても一生合併症にかからずに寿命まで生きることが できるのです。

ヘモグロビンA1c ってなんですか?

以前は血糖を測ることしかできなかったため、患者さんの日頃の糖尿病の状態を知ることはかなり困 難でした。今はこの検査を2~3 カ月に一度測る事によって過去2 カ月間の平均の血糖コントロール状態 を知る事ができます。すなわち、今の血糖値が低くてもこの値が高いときには普段の糖尿病のコントロー ルが悪いということになります。逆に今の血糖値は高いけど、この値が低い時には今日はたまたま高かっ たけれども日頃のコントロールは良いということです。この検査によって将来合併症がどれ位起こりやすい かを予想することもできます。合併症を防ぐためにはこの値を7%以下に保つ必要があります。8%を超え ている状態が続くとまず合併症は逃れられません。ヘモグロビンA1c が上がってくる時には何か理由があ るはずです。よく医師に相談してみて下さい。